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黒の洗面器がある部屋

座敷のメリット・デメリットとは?

2025.09.04
  • 豆知識

こんにちは!KannaHomeです😄
日本の伝統的な住宅様式には、「和室」や「座敷」といった
空間が欠かせません。
今回は座敷の由来・メリット・デメリットについてご紹介したいと思います。
❏座敷の由来
「座敷(ざしき)」という言葉はもともとは「座る座敷」という意味から来ています。
平安時代や鎌倉時代には、貴族の屋敷において身分の高い人が座るための特別
なスペースを指していました。
江戸時代になると武家屋敷や町家でも「客人を迎えるための格式ある部屋」として
座敷が整えられ床の間・違い棚・書院などを備えた空間が発展していきます。
現代では「和室=座敷」と混同されることもありますが本来の意味では
特に来客用・礼儀を重んじる部屋を「座敷」と呼ぶのが正しい用法です。

❏座敷を設けるメリット
◎1.心落ち着ける『和の空間』
畳の香り、自然素材の優しい感触、低重心の家具。
座敷は視覚・感触・嗅覚を通して五感をリラックスさせる効果が
あります。家のなかで最も『癒し』を感じられる空間と言えるでしょう。
◎2.多目的に使える柔軟性
来客対応、食事、子供のお昼寝、仏事など座敷は用途を選びません。
ふすまで仕切ることでプライベートとパブリックの切り替えも
スムーズに行えます。
◎3.伝統文化の継承
お正月やお盆など日本独自の年中行事をきちんと過ごすためにも
座敷の存在は貴重です。
床の間に掛け軸を飾ったり、季節の花を生けたりする文化は
まさに日本らしさの象徴です。

❏座敷のデメリットとその対策
△1.メンテナンスが必要
畳は湿気や日焼けに弱く定期的な張り替えや換気が必要です。
ただし、近年では樹脂製畳や和紙畳といったメンテナンス性に優れた
素材も登場しています。
△2.現代生活とのミスマッチ
フローリング中心の生活に慣れている方にとっては、和室の使い方が
分からなかったりかえって使いにくいと感じるケースもあります。
そこで堀りごたつ式やローテーブル+座椅子スタイルを採用することで
モダンな暮らしにフィットさせる工夫が可能です。
△3.スペースの確保が課題
限られた間取りの中で和室を作るのは難しい…と感じる方も多いのでは
ないでしょうか。その場合は「リビング続きの小上がり座敷」など
一体型プランが効果的です。

❏座敷の空間価値をさらに高める工夫
照明で雰囲気を演出:和紙シェード吊り灯籠など和のテイストにあう照明
を選ぶと雰囲気がグッと深まります。
自然とつながる窓配置:庭や坪庭に面した座敷には四季折々の景色
とともに過ごせる特別な空間となります。
収納との一体化:押し入れや地袋をうまく取り入れることで見た目も
スッキリ。生活感を隠しながら機能性を確保できます。

洋風化が進む現代住宅においても「座敷」のような和の空間は心が和み
客人をもてなし、日本文化を感じる場所としてあらためて見直されて
いるのです。間取りの工夫や素材選びで和室はもっと魅力的になります。
現代的で使いやすいお洒落な座敷を作りたい方は
ぜひKannaHomeまでお気軽にご相談ください📞